人はただ在る 欠けているとか不完全なんてものはない
今ここに在るあなたは、在るというだけで完全だ。それだけで足りている。
街路に植えられている樹がただ在るだけで完全なように
人もただ在ることのみで完全なのだ。
人はどこかにいく必要はなかった。人は何かになる必要がなかった。人はそもそも何をしてもいい。なぜなら、ただ在ることで、もはや全てが足りてるからだ。
部屋の片隅に座り日がな一日ただ静かに過ごしてても、その人は完全。社会で誰かと何かをして過ごしていてもその人は完全。何をしていても完全。
生命にとって選択肢になど重大な意味はそもそもあるはずがなかった。選択肢以前が大切なんだ。人は何かを選ぶその前にすでに足りていたんだ。