ころころ変わるこの感情こそが結局のところ人生のすべて

他者や場所や理由や内容や目的や意義や五感で認知した事物(ことやもの)自体には何もない。そういうかたちがただ脳の中にあるだけ。

 

悟った人間はどうやら違うっぽいけど、俺たち一般人の感覚からしたら結局人生は自身の感情が全てのように思える。世界はそれを誘発することはすれど、その実、それ自体の価値はあまりない。つまり他のものや人を代替え要員としていくらでも抜けたところにはめ込むことができる。

 

人は、ものや他人に執着してるんじゃなくて、本当はそこから誘発される感情に執着しているんじゃないのかな。ものや他人自体は「正直なんでもいい」んじゃないのかな。案外、ものや人ってのは、代わりはいくらでもあるんじゃないかな。

 

必要なのは感情と、あといまここの身体感覚、この2つから目を逸らさないこと。しっかり見つめること。受け入れること。認めること。そしてそこに、思考の介入はいらない。

そして忘れちゃいけないのは、どんなにひどい感情の時だって、そう感じることができているあなたが世界に存在しているだけで、たったそれだけで絶対的な価値があるんですよってことだと思う。たったそれだけのことで自分は世界に貢献しているんだって確信してなんか知らんけど有能感を感じることがコツです。

 

頭の中をごちゃごちゃさせずに、シンプルで気軽な毎日を送りたいものですね。世界を複雑にとらえると、どんどんしんどくなってくるしな…。